■ 毎月の営業会議に海外事業所も参加させたい
■ 海外事業所と経営方針や課題等をすり合せ、情報を共有化したい
川商フーズ常務取締役の原信之介氏
川商フーズは、国内では1948年発売の国産第一号コンビーフ「ノザキのコンビーフ」や、中国でOEM生産した缶詰などを販売するとともに、アメリカ、中東、西アフリカなど海外では100年の歴史を持つGEISHAブランドの缶詰を販売するなど、食品の専門商社としてワールドワイドに事業を展開している。最近は韓国No.1ビールメーカーのHITE社製の第3のビール「PRIME DRAFT」の販売に力を入れており、イオングループを中心に売上が伸びているという。
貿易が主体で、東京本社以外は国内に事業所はなく、ニューヨーク、中国(青島・大連・寧波)、バンコク、ドバイ、マレーシアの7箇所に海外事業所を持っている。
しかし海外事業所の社員が出席できる東京での会議は、年に2回開催している拡大営業会議だけ。毎月行われている営業会議は、海外から送られてきた書類や資料のコピーを基に、国内メンバーが話し合うだけだった。いかにして本社と海外事業所が経営方針や課題等をすり合せ、情報の共有化を行うかが、重要な課題となっていた。
■ 圧倒的な低コスト
■ 東京と各海外事業所間で毎月1回、活発に議論
川商フーズが販売する「ノザキのコンビーフ」や、GEISHAブランドの缶詰、韓国のHITE社製の第3のビール「PRIME DRAFT」
そこで同社では、2009年4月から海外事業所と電話会議を始めた。しかし電話代がかさむこと、聞き取りにくい時があること、音声だけでは臨場感に乏しいことなどから、テレビ会議の導入を検討。しかしテレビ会議システムは初期コストだけで700万円以上かかるため、検討対象を圧倒的に低コストであるWEB会議に変え、その中から、V-CUBEミーティングが選ばれた。
川商フーズ常務取締役の原信之介氏は「デモンストレーションを見たらセットも操作も非常に簡単なのが良かった。弊社にはシステム担当者がいないが、新たに特別な担当者を置かなくとも、誰でも運用できる簡単さとシンプルさが第一の決め手になった」と語る。また第二の決め手として、「コストが圧倒的に安かった。テレビ会議システムは導入費だけで700万円かかるということだったが、V-CUBEミーティングはWEBカメラとヘッドセットさえあれば使えるということで、その日のうちに数千円のヘッドセットを買ってきた(笑)」と振り返る。
もちろん回線状況はNY、青島、タイ、ドバイとの間でも問題はなく、東京と各海外事業所間で毎月、活発に議論を交わす会議ができるようになった。
■ 海外事業所との意思疎通がスムーズに
■ 時差を逆手にとって会議運営も大きく効率化
原氏は「東京と海外事業所間でお互いに顔を見てコミュニケーションがとれるし、資料も今までは紙をコピーしていたが、V-CUBEミーティングは同じ画面で数字などを確認できて非常にいい」と、海外事業所との意思疎通がスムーズになったことを効果に挙げる。
また、時差の問題を逆手に取って、効率よく会議ができるようになったのも大きなメリットだという。「東京で営業会議が月曜日に開かれる場合は、ニューヨークでは日曜日の夜になる。V-CUBEミーティングなら駐在員は自宅から会議に参加できるし、東京のわれわれにとっては、朝はアメリカ、午後3時からはドバイ(現地時間午前10時)と会議というように、1日の間にリレーのようにして会議ができる」と、会議運営上も大きく効率化できるようになったと話す。
さらに使い方も幅広くなり、視察先のメキシコの工場の様子をWEBカメラで東京に中継したり、製品をめぐって販売を担うニューヨークと仕入先の中国、東京の3国間で、その製品を画面に投影しながら会議を行うなど、迅速な対応・決定に役立っているという。
■ 海外事業所間でも活発に利用するよう普及させたい
■ グループ全体のコスト削減とコミュニケーション向上
原氏は「経営陣も、V-CUBEミーティングを優れたシステムだと高く評価している。現在は東京が中心になってのやりとりが多いが、今後は海外事業所間でも活発に利用するように普及させたい」と語る。「例えば、ドバイの駐在員がバンコクへ出張する際に、バンコクで暴動などが起き、出張を取り止めざるを得ない場合、代わりにドバイとバンコクの事業所間でV-CUBEミーティングを使って情報を交換するようにしていきたい。このように海外ネットワークのコミュニケーション手段として普及させていくことで、グループ全体のコスト削減とコミュニケーション向上の一挙両得を実現したい」と展望を話した。
貿易主体の業態で、ニューヨーク、中国(青島・大連・寧波)、バンコク、ドバイ、マレーシアなどに海外事業所を持つ川商フーズ。V-CUBEミーティングの活用方法とその効果を、同社常務取締役の原信之介氏に聞いた。
取材後記
国内に本社以外に事業所を持たず、海外の事業所と毎日のように連絡を密に取り合っている川商フーズ様のような業態にとっては、東京本社だけの一方的な意思決定でも、現場だけでの判断でも事業を上手く進めることは難しく、「すり合わせ」と「情報共有」が重要な課題となる。特に川商フーズ様の場合は、海外事業所や取引先のある地域は米国、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、オセアニアと広範囲なため、掛かるコストと時間も莫大になる。そもそも実現させることが難しい。それを川商フーズ様はV-CUBEミーティングで相手の顔や資料を見ながらリアルタイムの情報共有化や議論を実現させたわけだが、まさに「世界で使える」証明になるケースだといえる。
お客様プロフィール
| 社名 | 川商フーズ株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 食品専門商社 |
| URL | http://www.kawasho-foods.co.jp/ |
| 事務局所在地 | 東京都千代田区内神田3丁目14番8号 ニシザワビル2階・3階 |
※本事例は2010年6月に取材した内容を基に作成・掲載しております。









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