Web会議を活用したWebセミナーの開催、こう活用しよう!

Web会議の手軽さや利便性を活かして、不特定多数の参加者に情報を発信できる“Webセミナー(インターネット上でセミナーや説明会を開催すること:オンラインセミナー、ウェビナーと呼ぶ場合も)”。では実際にはどのような目的で活用されているのでしょうか?いくつかのパターンで解説してみましょう。

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日本中で、グローバルで、新規顧客開拓を加速させる

article_20131204.jpgBtoBの商材を取り扱っている企業や、商品の内容が難解な金融商品を扱っている企業、購入に知識が求められる不動産を扱っている企業などは、新規顧客開拓のためにセミナーを開催している場合が多いことでしょう。

しかし、会場型セミナーでは1年に開催できる機会が限られてしまい、スピーディーな新規顧客開拓ができません。そこで、Web会議の仕組みを活用したWebセミナーを断続的に開催することによって新規顧客開拓のチャンスが増え、ビジネスの拡大が期待できます。

また、Web会議は参加者に専用ソフトの導入や面倒な設定を求めることはなく、スマートフォンやタブレットからでも参加できるので、その利便性を活かしたWebセミナーは対象参加者を日本全国、そして世界中に広げることができます。

日本全国や海外都市でセミナーや説明会を参加しようとすれば膨大なコストと手間が予想されますが、Webセミナーはそのような悩みを一気に解消。導入企業の中には、3年間で7,000名もの参加者を集めたケースも存在します。

顧客へのフォローアップに活用し、顧客満足度を上げる

企業の“資産”である顧客の満足度を高め、ロイヤルカスタマーにするためにも、Webセミナーはとても有効です。企業が提供する商品やサービスは一度販売すれば良いというものではなく、それを顧客が活用し、また使い続けたいと感じてもらうことで、企業は継続的な売上を生み出していかなければなりません。そのためのフォローアップとしてWebセミナーを開催する企業が増えてきています。

顧客のフォローアップを目的としたセミナーの場合、新規開拓よりも顧客への負担を軽減して手軽に必要な情報を取得できる機会を作らなければ、顧客満足度の向上にはつながりません。Webセミナーを活用すれば、顧客は全国どこにいてもセミナーに参加することが可能になり、また企業も開催頻度を増やすことができることで、顧客との継続的なコミュニケーションを生み出すことができるはずです。

また、この考えは代理店販売を行っている企業にとっても有効です。代理店販売では販売担当者のリテンションや商品理解の機会を作り、継続的に自社の商品を取り扱ってもらうことが重要です。Webセミナーを活用すれば、代理店の担当者は営業のスケジュールに縛られることなく、手軽に商品理解を深める機会を得ることができます。Webセミナーは企業にとって、有効な販売促進施策となるでしょう。

全国に展開している支社の社員教育に活用する

全国に支社・支店を展開している企業にとっては、Webセミナーを社員研修に活用することも有効です。全国展開している企業にとってひとつの大きな悩みは、商品・サービスに関する知識の社内情報格差を解消すること。全ての営業担当者が正しい商品理解をしていなければ、顧客の獲得や顧客満足度の向上は実現できません。

Webセミナーを活用すれば本社から全国の支社・支店に向けて一斉に研修を行うことができ、社員も必要な情報を得る機会を損なわずに業務に活かすことができます。こうした施策を会場型セミナーで行おうとすれば大きな会場の手配や全国の社員を集めるのに膨大な手間とコストが掛かるほか、全社員が参加できるわけではないので必ずと言っていいほど情報格差が発生します。Webセミナーはこうした従来の課題を解決し、必要な情報を的確に全ての社員に伝えることができるでしょう。

アーカイブ機能を活用すれば、開催したセミナーが企業の資産に

Web会議の仕組みを活用したWebセミナーの利便性のひとつに、セミナーの模様を録画してアーカイブできるという機能があり、企業にとってはこれが非常に大きな意味をもちます。

従来の会場型セミナーでは、参加者は会場に来れなければセミナーの内容を知る手段がなく、そして一度セミナーを開催すればその内容は二度と再現することはできません。しかし、Webセミナーを活用すれば、セミナーの模様をそのままアーカイブ保存し、様々な用途でいつでも再利用することが可能になるのです。

スケジュールの都合がつかずにライブ配信に参加できない人向けに、オンデマンド配信を行い参加者が時間を効率よく活用できるようにしたりすることができるのはもちろんのこと、アーカイブされたセミナーの映像をライブラリー化すれば、顧客向けの説明資料や社員向けの研修資料、ホワイトペーパーと同じように見込み顧客向けの営業資料にも活用でき、企業と顧客・見込み顧客とのコミュニケーションを更に豊かなものにすることができます。

Webセミナーを活用して様々なテーマで継続的にコンテンツが蓄積されれば、それは企業にとって大きな資産になるのです。

ブイキューブ
著者情報ブイキューブ

ブイキューブは映像コミュニケーションの総合ソリューションプロバイダとして、世界中どこにいても働ける働き方・環境の実現を目指しています。創業時よりテレワークを活用し、2016年には総務省「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」に選出されました。

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