株主総会や決算説明会は、企業にとって投資家・株主との重要なコミュニケーションの場です。一方で、運営スタッフや登壇役員が現場で感じる"リアルな課題"は少なくありません。
今回は、こうした課題を解消するためにブイキューブが提供するAI活用機能として、「Live Captions」・「AIアバター」の2つをご紹介します。さらに、現在開発中でまもなくリリース予定の質疑応答支援機能についても、一足早くご紹介します。
Live cAptIonsは、配信中に話者の発言内容をAIがリアルタイムで文字起こしし、字幕テロップとして画面上に表示する機能です。
配信開始から終了まで継続的に文字起こしを行い、視聴者は音声を聞きながら字幕でも内容を確認できます。テキストを画面の自然な位置に表示するUIを採用しており、視聴者が直感的に読み進めやすい設計となっています。
ハイブリッド開催の株主総会・決算説明会では、会場参加者とオンライン参加者が混在します。音声環境の差や、音量・滑舌の問題で「聞き取れなかった」という状況が生まれやすい場面でも、字幕があることで情報の取りこぼしを防ぎ、公平な情報提供を実現できます。
また、聴覚に不安を持つ株主への対応や、多言語展開を見据えたアクセシビリティ向上の文脈でも注目されています。
現在ブイキューブが開発中の質疑応答支援機能は、IR系イベントの質疑応答パートに特化した質疑要約システムです。株主・アナリスト・機関投資家からの口頭質問を録音し、AIが文字起こしと要約を生成して、回答すべき要点を箇条書きで提示します。
株主総会や決算説明会では、質問が長くなったり話が散漫になりがちです。この機能を使うことで、事務局スタッフはリアルタイムで要点を把握しながら進行でき、登壇役員は回答すべきポイントをすぐに確認できるようになります。
📌 本機能は現在開発中です。リリース時期など詳細が決まり次第、改めてご案内いたします。
事務局スタッフ(司会・進行補助)にとっては、質問の要点を即座に把握しながら進行できるため、次の質問者への誘導がスムーズになります。また、従来は手書きや手動入力で行っていた議事メモの作成負荷が軽減されます。
登壇する企業役員にとっては、要約された質問ポイントが素早く手元に届くため、回答漏れの防止や回答準備の迅速化につながります。決算説明会後のメディア対応や社内報告時のブリーフィング素材としても活用できます。
AIアバターは、約5分程度の映像素材をもとに、役員本人の容姿・音声を再現したAI動画を生成する機能です。株主総会の事業報告など、従来は役員が実写で出演していた動画パートをAIアバターで代替できます。
役員のスケジュール拘束を最小限に抑えながら、本番直前までシナリオの変更・更新が可能な制作体制を実現します。
事業報告の動画を毎年実写で収録している場合、こうした問題が生じがちです。
AIアバターを導入することで、これらをまとめて解消できます。
実際の活用事例として、グリーホールディングス株式会社のケースをご紹介します。
同社では、株主総会の事業報告における役員メッセージ動画にAIアバターを導入しました。従来の実写収録では、多忙な役員のスケジュール調整や、収録後の事業状況の変化に伴う内容更新が困難である点が課題となっていましたが、AIアバター動画を採用することで収録にかかる拘束時間を大幅に短縮し、本番直前までシナリオの変更・更新が可能な体制を構築しました。
演出面でも工夫が凝らされています。役員本人が直接思いを伝える重要なパートでは実写映像を全画面で使用し、AIアバターが事業数値を説明するパートではスライド資料を大きく表示してアバターをワイプ(小窓)にするというカメラワークを採用しました。 この「実写×AIアバター」の使い分けにより、株主からも「違和感がなかった」という声が寄せられています。
収録工数の面でも顕著な効果が出ています。役員の収録時間は従来30分枠を確保していたところ、今回は説明含めて10〜15分程度で終了し、大幅な工数削減につながりました。
また、初年度に生成したアバターモデルを活用することで、次年度以降は収録そのものをなくし、テキスト入力のみで動画を更新できる運用体制の構築も見据えています。
詳細:グリーホールディングス株式会社 様 | オンライン・リアル・ハイブリッドのイベント 導入事例 | ブイキューブ
IRイベントにおけるコミュニケーションの課題は、「聞こえない・追えない・まとめられない」という3点に集約されます。ブイキューブではそれぞれ異なるアプローチからこの課題を解決するAIソリューションをご提供します。
ブイキューブでは、バーチャル株主総会・ハイブリッド株主総会の企画・運営・配信に関するご相談を承っています。詳細・導入についてのお問い合わせは、お気軽にご連絡ください。