Google Meetの使い方とは?ミーティング中の操作も詳しく解説

新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及し、オンライン会議の重要性が上がりました。なぜなら、Web会議はインターネット環境さえあれば非対面でミーティングが実施できるため、コロナ禍をきっかけに需要が上がっているからです。

さまざまなWeb会議がある中に、Googleが提供している「Google Meet」があります。

しかし「Google Meetで招待されたけど使い方がよくわからない」「今度の商談をGoogle Meetで実施するが、操作面が不安だ」と悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、Google Meetの使い方について詳しく解説します。

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Google Meetとは

Google Meetとは、Google社が提供しているWeb会議システムのことです。

Googleアカウントを保持していれば、Web会議の作成が可能であるため無料で利用ができます。会議の最大時間は無料プランだと60分、100人までの同時参加が可能です。なお企業や学校などの団体で利用する場合は、組織内外のユーザーが最大で250人まで参加できたり、同組織内の人間が10万人まで閲覧可能なライブ配信ができたりします。

さらに、有料プランではGoogleアカウントを保持しないユーザーが参加可能な会議を開催できるため、社外の方と打ち合わせするときでも利用できるのが特徴です。

Google Meetの3つのメリットとは 

Google Meetには、3つのメリットがあります。

  • Googleアカウントがあれば誰でも簡単に始められる
  • ほかのGoogleツールとの親和性が高い
  • パソコンだとアプリケーションのダウンロードが不要

それぞれ解説しましょう。

Googleアカウントがあれば誰でも簡単に始められる

1つ目のメリットは、Googleアカウントを持ってさえいれば、誰でもすぐに会議を実施できることです。

Google Meetは、Googleアカウントを持っていれば無料で会議を開催できるため、コストをかけずに会議をできるのが魅力です。さらに、Googleアカウントの発行は無料で行えるため、個人で利用する分には十分な機能を持っています。

他にもWeb会議ツールはさまざまありますが、Googleアカウントを発行すれば無料でGmailのアドレスも取得できるため、作っておいて損はないといえるでしょう。

ほかのGoogleツールとの親和性が高い

2つ目のメリットは、Googleが提供している他のツールとの親和性が高いことです。

Googleでは、Google Meet以外にも以下のようなツールを提供しています。

  • Gmail
  • Google Chat
  • Google カレンダー

Google Meetは、上記のようなツールと組み合わせることでより使いやすくなります。

例えば、日頃の予定を管理するカレンダーで考えてみましょう。

カレンダーにはその日の予定を記載しますが、会議を実施したいときに参加者に対して予定を発行できます。そのときに、予定に対してGoogle Meetのリンク先も作成されるため、わざわざ会議のURLを作成することなくアクセスできるのです。

したがって、会議の参加者は作成された予定をクリックし、そこに記載されているGoogle MeetのリンクにアクセスするだけでWeb会議に参加できます。

パソコンだとアプリケーションのダウンロードが不要

3つ目のメリットは、パソコンでGoogle Meetへ参加する場合にアプリケーションのダウンロードが不要であることです。

Google MeetはSaaS(Software as a Service)と呼ばれるWebアプリケーションであるため、インターネット上で利用できます。

したがって、Googleアカウントにログインをすれば特別なアプリケーションをダウンロードすることなくWeb会議ができてしまうのです。

また、Googleが提供しているその他のツールもほとんどがSaaS型のソフトウェアとなっているため、ダウンロード不要で手軽に利用できます。

Google Meetの2つのデメリットとは

Google Meetには、メリットだけではなくデメリットも存在します。

デメリットとしては、以下の2つがあげられます。

  • 時間制限がある
  • 有料と無料で使える機能に差がある

それぞれ解説しましょう。

時間制限がある

1つ目のデメリットは、会議の時間に制限があることです。

Google Meetでは、3人以上の会議を実施するときに、無料会員だと1時間の制限があります。ただし、1対1の会議の場合は無料版でも24時間可能です。

また、有料会員の場合はどちらのパターンでも24時間の会議ができます。

Web会議ツールとして有名な「Zoom」と比較すると、Zoomは無料版だと40分の制限があるため、時間制限だけで見ると他のツールと比較して長時間利用できる方です。

有料と無料で使える機能に差がある

2つ目のデメリットは、有料と無料のプランによって使える機能に差があることです。

Google Meetでは、無料プランだと以下の機能が利用できません。

  • ライブストリーミング
  • 会議の録画と保存
  • ブレイクアウトルーム

ライブストリーミングとは、同じ企業内のユーザーに向けてライブ配信をすることです。社内だけに公開できるため、社外に漏らしたくない情報があるときでも利用できます。

会議の録画と保存は、名前の通りGoogle Meetで実施される会議を録画できるもので、議事録として使われることが多いです。

最後のブレイクアウトルームとは、会議に参加している人をさらにグループ分けすることができる機能です。例えば「8人で参加しているときに4人ずつをグループに分けて話し合いたい」となったらブレイクアウトルームの出番となります。

これらの機能を使いたい場合には、有料プランの利用を検討しなければなりません。

Google Meetの使い方を詳しく解説

ここからは、実際にGoogle Meetの使い方を解説していきましょう。

Google Meetを利用できるデバイスとしては、主に「パソコン」か「スマートフォン」のどちらかになります。それぞれ解説します。

パソコンの場合

以下の機能について解説していきましょう。

  • アクセス方法
  • ミーティング開催方法
  • ほかのユーザーを招待
  • 参加方法
  • カメラのオン・オフ
  • マイクのオン・オフ
  • 名前の変更
  • チャット方法
  • 背景の変更
  • 画面共有
  • 録画方法

アクセス方法

まずは、Google Meetへのアクセス方法についてです。

Google Meetにアクセスするためには、Googleアカウントへのログインが完了した状態で、以下のリンクをクリックしましょう。

Google Meet

ミーティング開催方法

ミーティングを開催するためには、Google Meetの画面から「新しい会議を作成」をクリックします。

新しい会議を作成

その後、すぐに開催したい場合には「会議を今すぐ開始」、リンクを発行したい場合には「次回以降の会議を作成」をクリックします。

ほかのユーザーを招待

会議URLの作成後は、参加者にURLを送付します。

送付の手段はメールやチャットツールを活用するなど、場合によって使い分けるといいでしょう。

参加方法

会議へ参加するためには、会議作成者から共有されたURLにアクセスすることで自動的に会議へ接続されます。URLにアクセスすると、下記画面が表示されます。

会議へ参加

この画面は「プレビュー画面」と呼ばれており、まだ会議へ参加していない状態です。カメラやマイクの確認等が行えるため、事前にこの画面で確認しておくとよいでしょう。

参加するには「今すぐ参加」をクリックすると、会議への参加が完了です。

このとき、会議作成者が有料プランであればGoogleアカウントにログインしていなくても参加可能です。

カメラのオン・オフ

カメラのオン・オフについては、下記のボタンをクリックしましょう。

カメラのオン・オフ

この画面では赤く表示されているため、カメラがオフの状態です。クリックすることで、カメラがオンとなります。

マイクのオン・オフ

マイクのオン・オフについては、マイクのアイコンをクリックすると有効になります。

マイクのオン・オフ

この画面では赤く表示されているため、マイクはオフの状態です。Web会議では、自分が喋らないときにマイクをオフにしておくのがマナーとされているため、利用するときには意識しておきましょう。

名前の変更

名前の変更をするときには、Googleアカウント自体の名前を変更しなければなりません。変更する手順としては、Google Chromeのトップページを開き、右上のアイコンをクリックします。その後、Googleアカウントを管理>個人情報>基本情報と遷移し、名前を入力したら保存して完了です。

Googleアカウントの名前を変更すると、変更した名前で会議に参加できます。

チャット方法

チャットするには、右下の赤く囲まれたメッセージボックスのアイコンをクリックします。その後、ポップアップが表示されるため文章を打ち込み、右側にある送信ボタンを押すと会議メンバーへメッセージが送信されるのです。

チャット方法

メッセージ送信

背景の変更

背景の変更をするためには、カメラを有効にした状態でその他アイコン をクリックします。その後「ビジュアルエフェクトを適用」のアイコンをクリックします。

ビジュアルエフェクトを適用

背景を選択すると、下記のように変化します。

背景の変更

画面共有

画面共有をするときは、画面下部の画面を共有 をクリックし、共有したい画面を選択します。

blog-googlemeet-how-to-24

録画方法

録画方法は、その他アイコン をクリックしてから「ミーティングを録画」のクリックによって録画のスタートです。ただし、無料プランでは利用できない機能であるため、ボタンが表示されません。

録画方法

スマートフォンの場合

Google Meetは、スマートフォンでも利用可能です。

ここでは、以下の方法について解説しましょう。

  • アプリケーションのインストール
  • ミーティング開催方法
  • カメラのオン・オフ
  • マイクのオン・オフ
  • 名前の変更
  • チャット方法
  • 背景の変更
  • 画面共有
  • 録画方法

アプリケーションのインストール

スマートフォンでGoogle Meetを利用するためには、アプリケーションのインストールが必要です。iOSとAndroidのそれぞれでインストールが必要なため、自分の利用しているOSに応じて選択します。

ミーティング開催方法

まずは、アプリを立ち上げます。その後、メニューから「会議を今すぐ開始」をタップします。

会議を今すぐ開始

その後、作成された会議URLを参加者に送付します。参加者は、リンクにアクセスすることで参加可能です。

カメラのオン・オフ

カメラのオン・オフを切り替えるためには、下記画面のカメラアイコンをタップすることで実現できます。

カメラのオン・オフ

マイクのオン・オフ

マイクのオン・オフを切り替えるためには、下記画面のマイクアイコンをタップすることで実現できます。

マイクのオン・オフ

チャット方法

まずは、三点リーダーのボタンをタップして以下のメニューを表示させ「通話中のメッセージ」をタップします。

通話中のメッセージ

その後、メッセージを入力し送信ボタンをタップします。

メッセージを入力

背景の変更

スマートフォン版では、背景の変更ができません。背景の変更は、パソコンのみの機能となっています。

画面共有

画面の共有をするには、三点リーダーのボタンをタップして以下のメニューを表示させ「画面の共有」をタップします。

画面共有

録画方法

録画機能は有料プランのみが利用できる機能であり、三点リーダーのボタンをタップすると「ミーティングの録画」が表示されます。

まとめ

今回は、Google Meetの使い方について解説しました。

Google Meetは、Googleが提供しているWeb会議ツールです。他の会議ツールと比べて、無料でも最大で1時間の利用が可能であるため、長時間の会議にも利用しやすいでしょう。

どのWeb会議ツールにするべきか悩んでいる方は、今回紹介した記事を参考にGoogle Meetを利用してみてはいかがでしょうか。

山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

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