Teamsの無料版と有料版はどんな違いがある?機能やできることをそれぞれ比較

チャットやWeb会議などのコミュニケーションツールとして幅広く活用されているMicrosoft Teamには無料版と有料版があり、それぞれ使える機能に違いがあります。

本記事では、Microsoft Teamsの無料版・有料版ごとの機能やできることをそれぞれ解説。Microsoft Teamsを導入する際にどちらにすべきか悩んでいる方は参考にしてみてください。

なお、Microsoft Teamsの有料版には家庭向けと一般法人向けプランがあり、本記事は一般法人プランについて解説しています。

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Microsoft Teamsとは

Microsoft Teamsとは、チャットやWeb会議、通話、共同作業など、オンラインで円滑なコミュニケーションを取るためのツールです。

近年、テレワークなどのニューノーマルな働きかたの普及にともない、オンラインでのコミュニケーションを滞りなく推進するためにさまざまな企業がこうしたコミュニケーションツールの導入を進めています。

Microsoft Teams独自の特徴は、前述のさまざまなコミュニケーション機能が使えるほか、Microsoft 365との連携が可能である点です。連携機能は「Microsoft 365 Apps for business」以外のMicrosoft 365のプランを契約していれば利用できます。また、Microsoft Teamsだけの契約も可能で、無料プランも提供されています。自分のニーズに合ったプランを検討してみてください。

Microsoft Teamsの無料版でできること

まずはMicrosoft Teamsの無料版でできることを解説します。

Web会議

無料版でもWeb会議機能を利用することができます。しかし、1回の会議時間は60分まで、会議に参加できる人数は100人までという制限があるため、セミナーや大規模な会議には不向きです。数人程度の軽い打ち合わせであれば十分活用できるでしょう。また、Microsoft Teamsを利用していない外部のユーザーもゲストとして参加できます。

チャット

チャットでのメッセージの送受信は回数無制限で利用できます。一対一の個人チャットだけでなくグループチャットも利用でき、リンクやファイルの添付、GIF、絵文字などの送信も可能です。

ファイル共有、共同編集

チームやチャネルでファイルを共有し、さらにWordやExcel、PowerPointをメンバーと一緒に共同作業で編集することも可能です。この際、Microsoft 365 のいずれかのツールで作成されたファイルであれば、別途で専用アプリを起動する必要がなく、Teams上で直接編集することができます。

マルチデバイス対応

Microsoft Teams無料版はPCやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスに対応しています。PCの場合は、ブラウザ上で起動するオンラインアプリとPCにダウンロードするデスクトップアプリの2種類が用意されています。スマートフォン、タブレットの場合はそれぞれのOSやデバイスに最適化されたモバイルアプリを利用できます。

クラウドストレージ

Micosoft Teamsでは無料版でもチーム全体で最大10GBのストレージを利用することができます。ユーザーごとに2GB分のストレージ容量が利用でき、ファイルはどこからでもアクセス可能なクラウドストレージにセキュリティを担保された状態で保存されます。

Microsoft Teamsの有料プランとの違い

次に、無料版と有料版の違いを比較し、解説していきましょう。

Web会議の時間

無料版と有料版の大きな違いとしてまず挙げられるのは、Web会議の開催時間の制限です。無料版は60分までしか利用できないのに対し、有料版は最大24時間まで開催可能です。

Web会議の参加人数

Web会議の参加人数の上限も無料版は100人であるのに対し有料版は300人と大きく異なります。

クラウドストレージ容量

クラウドストレージ容量も無料版が全チームで5GBであるのに対し、有料版は1ユーザーあたり10GBまで利用できます。

会議の録音・録画

Web会議の録音・録画機能は無料版では利用することができません。これらの機能を使いたい場合は有料版を活用しましょう。

まとめ|ニーズに合ったプランを選ぼう

Microsoft Teamsの無料版・有料版ごとに使える機能の違いを解説しました。オンラインでのコミュニケーションの取り方は所属している組織や職種、働きかたのスタイルに応じて千差万別。無料版の機能で十分という人もいれば、無料版だけでは不十分な人も多いでしょう。それぞれのプランでできることをしっかり確認し、自分の働きかたに合ったプランを導入しましょう。

山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

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