その無関心が職場を壊す?社内コミュニケーション不足がもたらすリスクとは
社内コミュニケーション。それは業務における「報連相」や上司との1on1ミーティング、カフェテリアでの雑談まで、多岐にわたります。しかしその多様性ゆえに、コミュニケーションの向上は一筋縄ではいきません。
特に昨今では、テレワークやハイブリッドワークの普及により、毎日対面で顔を合わせる機会が減り、社内のつながりが希薄になりがちです。
「仕事の成果が出ていれば問題ないでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、実はコミュニケーション不足はじわじわと職場環境を侵していきます。
この記事では、社内コミュニケーション不足が引き起こすリスクについて解説します。まずはその影響を知り、職場をより良い環境にするための第一歩を踏み出してみませんか?
【無料ウェビナー】"ありきたり"は終わりだ!伝えるから伝わるキックオフ 働き方は多様化し、社員の価値観も変化している今、従来のキックオフ・社員総会では、社員の心を捉えきれないかもしれません。さらに、会社が成長した分、本社や複数拠点に分かれてしまっている、社員全員が集まれる場所がないといった課題にも直面し、経営層と社員とをつなぐ機会も少なくなっています。 本セミナーでは、キックオフイベントを 「経営者の想いが伝わるへ変化させる方法」 をお伝えします。 社員が会社の理念や方針を 「自分ごと化」し、行動に繋げる仕掛け」 や、効果的な設計手法を具体例を交えながらご紹介します。現在の会社のあり方に対応したキックオフ・社員総会の企画・運営についてもご紹介します。 |
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コミュニケーション不足がもたらす3つの影響
社内コミュニケーションが不足すると、職場にどのような影響が出るのでしょうか?
以下に、具体的な3つの問題を紹介します。
ギクシャクする人間関係、深まるチーム間の溝
社内コミュニケーションが不足すると、社員同士の信頼関係が徐々に失われていきます。例えば、日常的な雑談やカジュアルなやりとりが減ることで、互いの人柄や価値観を理解する機会が少なくなり、関係が表面的なものになりがちです。特に異なる部署間での連携が減少すると、「自分たちの仕事が正当に評価されていない」と感じたり、他部署の動きに不満を抱く原因となります。
また、些細なトラブルが発生した際に、「相談しにくい」「責任を押し付けられるかも」といった心理的な壁が生まれることで、問題解決が遅れることもあります。これにより、チーム全体の一体感が失われ、協力して物事を進める風土が損なわれてしまうのです。
実際に、HR総研が2020年に発表した調査では社内コミュニケーション不足による業務障害の内容として最も多かった回答が「部門間・事業所間の連携」となっています。
引用:「部門間」と「経営層と社員」の関係に課題 /HR総研:「社内コミュニケーション」に関するアンケート調査 結果報告 - HR総研 | 人事のプロを支援するHRプロ
信頼関係を築くためには、日常的な会話の場を設けることや、共通のゴールに向けたチームビルディングを意識することが重要です。社員同士が安心して意見を交換できる環境を作ることが、職場の結束力を高める第一歩になります。
働く喜びを奪う「無言の職場」
社内コミュニケーションが不足すると、社員が自身の役割や貢献度を実感しづらくなり、モチベーションが低下します。特に上司や同僚からのフィードバックが少ない場合、「自分の仕事が認められていない」「このまま続けても意味がない」と感じるようになりがちです。
また、問題や悩みを相談できる相手がいない環境では、社員が孤立感を覚え、ストレスを抱え込むケースも少なくありません。この状態が続くと、業務への意欲が失われ、生産性や創造性にも悪影響を及ぼします。
社員のモチベーションを維持・向上させるには、日常的なフィードバックやポジティブな声かけを意識することが重要です。さらにコミュニケーションの場を増やし、社員が自分の価値を実感できる環境を整えることが、組織全体の活力を支える鍵となります。
次々と去る社員たち…離職の悪夢
社内コミュニケーションが不足すると、職場の一体感や安心感が失われ、社員が「ここでは成長できない」「評価されていない」と感じるようになります。特に、若手社員や新入社員は孤立感を抱きやすく、キャリアの方向性に迷いを感じた結果、離職を選ぶケースが増えます。
さらに、コミュニケーション不足によって不満や問題が共有されないまま蓄積すると、職場の雰囲気が悪化します。この状況では社員は自分の価値が認められないと感じたり、ストレスを抱えたりしやすくなり、他の企業への転職を考えるきっかけとなります。
離職率の上昇を防ぐためには、社員が意見を言いやすい環境を整え、日常的なコミュニケーションを活性化することが重要です。また、仕事の成果を適切に評価し、感謝の言葉を伝えることで、社員のエンゲージメントを高め、離職のリスクを減らすことができます。
例えば、HR総研の調査では、効果が感じられる若手人材の離職防止を意識した取組みとして、最も多い回答が「社内コミュニケーションの活性化」となっています。このデータからも、社内コミュニケーションが離職防止に寄与する要因であることがわかるでしょう。
引用:若手人材の離職による課題に「次世代リーダー育成の停滞」、テレワークとの関係性は? /HR総研:「若手人材の離職防止」に関するアンケート 結果報告 - HR総研 | 人事のプロを支援するHRプロ
つながり不足を解消するためのアイデア集
では次に、具体的にどのような施策を実施すればよいかを考えてみましょう。以下では、信頼関係を築き、社員同士の心理的安全性を高めるためのアクションを紹介します。
キックオフイベントで「やる気スイッチ」を刺激
会社全体の目標やビジョンを共有するキックオフイベントは、全社員が同じ方向を向くための重要な機会です。経営層からのメッセージを直接聞くことで、社員は「自分たちの仕事が会社にどのように貢献しているのか」を実感できます。これにより、一体感が生まれ、社員のエンゲージメント向上が期待できます。
キックオフイベントについては2024年12月19日に開催するウェビナー「"ありきたり"は終わりだ!伝えるから伝わるキックオフ~経営者の想いをつなげる体験設計~」で詳しくご紹介します。
- 今のキックオフにどのような工夫を加えればよいかヒントを得たい
- イベント運営を効率的に行いたい
- イベント開催による効果を可視化したい
といった方はぜひご視聴ください。
表彰式で成果を称え、承認文化を育てる
社員の成果や努力を公に称える場としての表彰式を設けましょう。これは「会社が自分たちの働きを見てくれている」と社員が実感する大切な機会です。月次や四半期ごとに実施し、成果だけでなく努力の過程も評価することで、社員全員が認められていると感じられる職場環境を作れます。
イベントの後は懇親会でリラックスタイム
キックオフや表彰式の後には、リラックスして話せる懇親会を企画するのがおすすめです。軽食やドリンクを提供し、部門や役職を超えた自由な交流を促進しましょう。イベント後の高揚感をそのままつながりの強化に変えるチャンスです。
「たかが雑談、されど雑談」
忙しい日々の中であえて雑談の時間を確保することも効果的です。例えば、オンラインでのコーヒーブレイクやカジュアルな雑談会を定期的に実施することで、業務以外の話題を通じて信頼関係を深められます。
1on1で「何でも話せる」を実現
上司と部下が定期的に1対1で話す1on1ミーティングは、個々の社員が抱える悩みや意見を気軽に伝えられる場として有効です。「安心して話せる環境」を作ることで、信頼感が育まれ、チーム全体の連携も円滑になります。
チームビルディングでつながりを強化
業務外での共同活動やチームビルディングも、社員同士の関係を深める良い方法です。ワークショップや軽いゲーム形式の活動を通じて、普段の仕事では見えにくい個性や才能を発見し、関係性を強化できます。
社内イベントの企画・運営はプロにおまかせ
社内コミュニケーションを活性化させるには、効果的なイベントの開催が鍵となります。しかし、準備や運営には多くの時間と労力が必要で、忙しい現場では対応しきれないことも…。そんな時に頼りになるのが、ブイキューブのイベント企画・運営サービスです。
ブイキューブは、年間約3,000件以上のイベント実績を持つプロフェッショナル集団。周年行事、表彰式、入社式など、さまざまな社内イベントを企画から運営までワンストップでサポートします。さらに、貴社の目的や課題に応じて最適なプランを提案し、イベントを通じて社員のエンゲージメントを高めることを目指します。
そして、ブイキューブが提供する最大の強みは 「イベントデータの取得」 です。たとえば、参加者の反応やアンケート結果をデータ化し、次回以降の改善点を明確にするだけでなく、費用対効果の報告にも活用できます。単なるイベントの成功に留まらず、継続的な価値向上につなげることができるのです。
【無料ウェビナー】"ありきたり"は終わりだ!伝えるから伝わるキックオフ 働き方は多様化し、社員の価値観も変化している今、従来のキックオフ・社員総会では、社員の心を捉えきれないかもしれません。さらに、会社が成長した分、本社や複数拠点に分かれてしまっている、社員全員が集まれる場所がないといった課題にも直面し、経営層と社員とをつなぐ機会も少なくなっています。 本セミナーでは、キックオフイベントを 「経営者の想いが伝わるへ変化させる方法」 をお伝えします。 社員が会社の理念や方針を 「自分ごと化」し、行動に繋げる仕掛け」 や、効果的な設計手法を具体例を交えながらご紹介します。現在の会社のあり方に対応したキックオフ・社員総会の企画・運営についてもご紹介します。 |