
社内イベントの企画を決める
目的や開催形式に合わせて、社内イベントの内容を企画する必要があります。なるべく多くの社員が参加しやすく、全体で楽しめるような内容にしましょう。ここでは、2つの企画例を紹介します。
社内イベントの企画例
社内イベントでは、下記のような組み合わせが一般的です。
- プレゼン系
- 経営方針・事業方針発表
- 事業報告
- 表彰
- ゲーム・レクリエーション
プレゼン系は、テーマに沿ってプレゼンテーションを行い審査する内容で、プレゼンテーションスキルの向上やナレッジの共有、アイデア収集などが期待できます。経営方針・事業方針発表は、自社への理解を深めることが大きな目的です。
また、優秀な成績をおさめた社員を表彰することで、エンゲージメント(愛着心)やモチベーションの向上につながります。コミュニケーションの促進や結束力強化にはゲーム・レクリエーションを企画するのがよいでしょう。
ゲーム企画の具体例
社内イベントのなかでもゲーム企画は、一体感を高める効果があります。カジュアルな雰囲気を作り出し、心理的な垣根を取り払えるためコミュニケーション機会の創出にも最適です。例えば、次のような内容が挙げられます。
- クイズ
- 謎解き
自社に関する問題に答えるオリジナルクイズなら、身近な話題を取り上げることで参加意識を持たせやすく、自社への理解も深められるでしょう。
また、謎解きは暗号やパズルなどを制限時間内に解き明かし、ミッションクリアを目指すゲームです。チームで謎解きに取り組むことでコミュニケーションの活性化につながります。
社内イベントを成功させるカギはゲーム企画!企画の流れやポイント・おすすめのゲームを解説
社内イベントのゲーム企画については「社内イベントを成功させるカギはゲーム企画!企画の流れやポイント・おすすめのゲームを解説」の記事で詳しく解説しています。
運営準備をする
企画が決定したら運営の準備を行いましょう。開催形式や企画内容によって異なりますが、ここでは主な準備内容についてそれぞれ解説します。
登壇者・司会等への依頼
社内イベントにゲストや司会者を呼ぶ場合は、誰に依頼するかを決定します。スケジュールの都合もあるため、1ヶ月前など余裕をもって連絡し、予定を押さえてもらいましょう。
確定後は、イベントの趣旨や登壇時間などの詳細を伝えます。プレゼンテーション用機材の使用や配布資料の有無など準備物について、登壇者側への確認も忘れずに行ってください。
会場・ケータリング・配信の準備
企画内容に応じて会場や配信ツールの選定を行います。会場は社内ホールやレンタルスペース、ホテルなどありますが、希望日に借りられるとは限らないため複数の候補を挙げておくとよいでしょう。また、スライドを流す場合は、プロジェクターやスクリーンが利用できる会場を選ぶ必要があります。
配信ツールは、コミュニケーション機能や同時接続人数などを考慮して選定します。さらに、ケータリングやドリンク類などの準備も必要です。会場がホテルであればビュッフェ、フルコースも選択肢として考えられますが、参加人数や予算とマッチするものを選びましょう。
進行台本の用意
社内イベントの進行台本を作成します。タイムスケジュールとともに、プログラム内容を記載するのが一般的です。「誰が何をするのか」をできるだけ細分化することで、スムーズな進行が可能になります。
イベント当日の流れはもちろん、各運営担当者の当日の役割や会場見取り図もあると場所の把握や配置に役立ちます。
プレゼンテーションスライドの用意
イベントの演出としてスライドの準備も大切です。ただ文字や画像を流すだけでなく、アニメーションや画面効果を上手に活用すると、より楽しい雰囲気を演出できます。
会場のプロジェクターやスクリーンサイズに合わせて画面比率を設定するため、事前に確認しておきましょう。
リハーサル
社内イベント前には、必ずリハーサルを行いましょう。予定通りの内容で実現できるかどうかを確認し、うまくいかない部分は当日までに変更・解決します。タイムスケジュールだけでなく、BGMや照明のタイミングも要チェックです。
終了後アンケートの用意
参加者の意見や感想を収集するためにアンケートを用意します。イベント終了後にアンケートを実施することで、改善点や課題の発見につながります。
負担が大きいと回答率が下がるため、設問量や回答形式を工夫しましょう。インターネットを利用したアンケートなら気軽に回答できます。また、オンライン開催の場合は、配信ツールのアンケート機能を利用するのもおすすめです。
イベント後のアンケートの実施・振り返り
アンケートは、社内イベントの成果を計測する方法として有効な手段です。アンケートの結果を集計し、振り返りを行うことで効果の測定や課題の発見につながり、次のイベントに活用できます。
アンケートの実施は、記憶が鮮明なイベント直後が理想的です。設問項目は社内イベントの目的や調査目的に合わせてアレンジしましょう。また、自由に書き込める項目があると、さまざまな意見から企画立案のアイデアやヒントを得られるかもしれません。
社内イベント後のアンケートは改善サイクルを回すために必須!アンケート実施のポイントや設問例を解説
社内イベントのアンケートについては「社内イベント後のアンケートは改善サイクルを回すために必須!アンケート実施のポイントや設問例を解説」の記事で詳しく解説しています。
ここまで社内イベントの運営・振り返りのポイントについて解説してきました。社内イベントの企画運営について、より詳しく知りたい方向けに無料ebook「成功する社内イベントのつくり方ガイド」をご提供しています。
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まとめ
社内イベントは多くの企業で開催されていますが、実施の目的を明確にすることが重要です。目的に合わせた企画内容を考えず、惰性的に開催していては目的が達成できないどころか、目的自体が不明瞭になることも考えられます。
開催方法も選択肢が増え、近年はインターネットを活用したオンラインイベントも難しくありません。それぞれメリット・デメリットはありますが、自社に合った目的・方法を選ぶとよいでしょう。もし、社内イベントの企画・開催が難しいと感じる場合は、イベント運営のプロに依頼するのも1つの方法です。
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