「子連れ会議」は実際どうなのか。 社内会議を実際に、子供連れでやってみた。

11月 熊本市議会に子連れ参加した女性議員に関する処分のニュースがありました。

様々な意見を呼び起こしているニュースですが、働き方改革を進める上で「子供のいる労働者の支援」というのは避けられない課題だと思います。 

私自身、2人の子供を抱えて働いています。 

そして、私が働く株式会社ブイキューブには、社員誰もが使える『テレワーク推進』『スーパーフレックスタイム制』『通勤15分圏内の家賃補助』の制度があり、これらの制度を使って仕事と子育てを両立しています。(いや、両立するよう頑張っている、かな。)

ただ、今まで子連れで出社し会議に参加することを考えたことがありません。 

なぜかというと、子供をどうしても預けられない、でも会議には出ないといけない、という状況の時、ブイキューブではほぼ100%Web会議での参加が認められるから。

そもそも「子連れ会議OK!」という状況になりません。

私も自宅から子供とWeb会議に参加したことはあります。

ですが熊本市議会のように、リアルの会議室で行う会議に子供連れで参加したことはありませんでした。 

そこで、実際に子供連れで会議してみたら、どんなことになるのか。

「リアル会議室での会議」と「Web会議」の両方で、1歳の我が子を連れて参加してみました。

 

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実録!子連れ会議

<子連れリアル会議編>11月30日 14:00~

内容:グループ会議(分担業務の情報共有と質疑応答)
場所・参加形態:社内会議室(3名)、外出先からWeb会議を利用(1名)

会議経過時間と子供の様子

— 会議開始:子供はキョトンとした表情。赤ちゃんの参加で場は和むが、少し和むことで時間消費。

子供はキョトンとした表情。赤ちゃんの参加で場は和むが、少し和むことで時間消費。

— 5分経過:最初はご機嫌に静かに膝の上に座っていたが、あーあーうーうー喋りだす。

最初はご機嫌に静かに膝の上に座っていたが、あーあーうーうー喋りだす。

— 15分経過:早くも飽き始める。目の前のパソコンを叩く。やめてほしい……。

早くも飽き始める。目の前のパソコンを叩く。やめてほしい……。

— 30分経過:オモチャとしてもらったマジックを投げ始める→拾う→投げる→繰り返し。会議室の他のメンバーにも拾ってもらうことに……。

オモチャとしてもらったマジックを投げ始める

会議室の他のメンバーにも拾ってもらうことに 

会議参加メンバーに<子連れリアル会議>の感想を聞いてみた

メンバーA:男性 
子供が多少なり声を出すので、集中した会議には向かないかも。ただ、子供の存在には気持ちが和んだ。 

上司B:男性 
自分にも子供が2人いて、家でWeb会議をしていると、子供がまとわりついてきてしまうが、今回のように直接会議室に連れてくると、子供の行儀がよくなっていいのかもしれない。 

メンバーC:男性(外出先からモバイルワークで参加) 
Web会議上には子供の声は入らず、あまり影響はなかった。いつもの会議と同じように感じた。 

メンバーD:女性
私は子供2人保育園に預けて出勤しているが、我が子でない子供の会議参加はほのぼのとした気分で見られた。いつもより楽しい会議。

母親(私) 
私は会議中ずっと子供を抱いていたため腕がつかれた。タイピング作業は何もできなかった。でも発言はできたので、子連れでも会議に参加できることがわかった。


<子連れWeb会議編>12月1日 9:30~

内容:グループ勉強会(事例や同行情報の共有勉強会)
場所・参加形態:社内自席(1人)と自宅(私と他1人)から全員Web会議で参加

会議経過時間と子供の様子

— 10分経過:部屋のオモチャでご機嫌な様子で遊んでいる。

— 25分経過:母(私)のそばに移動してきて遊ぶ。

— 40分経過:機嫌が悪くなり泣き出したため、抱っこして自拠点のマイクをミュート。他発表者の声に耳を傾ける。その後会議終了まで泣き止まず、抱っこしたまま会議に参加。

会議参加メンバーに<子連れWeb会議>感想を聞いてみた

メンバーA:男性 
前半の子供が泣く前は全く問題なく、いつもの勉強会と同じように実施できた。後半は子供の泣き声で発言が聞き取りづらく、やや支障があった。ただ発言時以外はマイクをミュートに設定変更してくれたことで、影響は少なかった。  

メンバーB:女性 
横でお子さんが遊んでいることを気にかけていることはわかったが、基本会話に集中している様子がWeb会議の画面から伝わっていたので、子供が部屋にいることは気にならなかった。自分も2人子供がいるので、泣いている子供をあやしながら他発言者の話を聞くのは大変だろうなと気になったが、マイクをミュートにして子供の泣き声がWeb会議に聞こえないようにしてくれたので、勉強会は問題なく進めることができた。 

母親(私) 
自宅からWeb会議で参加して、子供が泣き出すと抱っこをするので腕が塞がってしまいタイピング作業ができないことはリアル会議参加と変わらなかった。しかし、Web会議なのでマイクミュートで泣き声を相手に聞こえないようにしたり、自宅なので周囲に気兼ねなく立ち上がって子供をあやすことができたり、子供の慣れた場所でお気に入りのオモチャで遊ばせておくことができたので、リアル会議に比べて精神的負担が軽いことがわかった。 

<結論>

「子連れリアル会議」は、子供と子供用の荷物を抱えての移動や、他参加者への配慮など、1人で会議に参加するときにはない負担があることがわかりました。会議に参加したメンバーからは、子供の声で気持ちがそれてしまうというコメントもあり、やはり「いつも通りの会議」とはいきませんでした。「子連れWeb会議」は、私も子供も移動の負担や普段と違う環境に対する緊張がないので、「子連れリアル会議」で感じた負担は少ないことがわかりました。他の会議参加者からは、子供が泣き出してもマイクをミュートにするなど工夫をすることで問題なく会議ができた、と感想が寄せられました。

 

結果、「子連れ会議」は、できる!
ただし、やるならテレワークのほうが負担が軽い!
  

 

今回の企画を通して、様々な働き方が選択できるのは、自分や会社にとってチャンスロスを減らせる良い環境だと思いました。子供の急な発熱などがあっても、どうしても会議に参加しなければならない場合もあります。その際に、「休む」「会議室に子供を連れて参加」「テレワークでWeb会議を使って自宅から参加」等選択できる環境が広がっていけばいいなと思います。

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出典:Zoom公式ページ

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高木 優子
著者情報高木 優子

2006年:ブイキューブ入社。営業職等を経て、現在はインサイドセールス担当。スーパーフレックス制度を利用し、勤務しながら3歳の娘と1歳の息子の育児奮闘中。

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