内定者エンゲージメントを高める!イベント型フォローで辞退防止

企業にとって、優秀な人材を獲得することは事業成長の鍵となります。せっかく採用活動で内定を出しても、入社前に辞退されてしまっては元も子もありません。内定承諾から入社までの期間は、内定者が企業への理解を深め、入社意欲を高めるための重要な期間であると同時に、他の企業からのオファーや将来への不安などから、企業と内定者の関係性が揺らぎやすい時期でもあります。

内定者フォローを怠ると、内定辞退に繋がるだけでなく、入社後の早期離職やミスマッチの原因となる可能性も。企業は、内定者を「未来の仲間」として捉え、積極的にコミュニケーションを図り、エンゲージメントを高めるための効果的な内定者フォローを実施することが重要です。

この記事では、内定者の辞退を防ぎ、入社後の活躍につなげるための「イベント型フォロー」のポイントを解説します。

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従来の内定者フォローとその課題

従来の内定者フォローといえば、メールや電話での連絡、内定者懇親会などが一般的でした。しかし、これらの施策だけでは、内定者の不安や疑問を解消しきれず、十分なエンゲージメントを得られないケースも少なくありません。

  • 一方的な情報発信になりがち:メールや電話での連絡は、企業からの一方的な情報発信になりがちで、内定者の声を十分に聞くことが難しいという課題があります。
  • 内定者同士の交流が不足:内定者懇親会は、親睦を深める良い機会ですが、一度きりの開催では、深い関係性を築くには足りないという声もあります。開催頻度が多くなりすぎても負担となるため、最適な頻度を模索しましょう。
  • 内定者の不安や疑問を解消しきれない:個別の不安や疑問に対応しきれず、入社へのモチベーションが低下してしまう可能性があります。

近年の内定辞退の傾向

新卒採用における内定辞退は、恒久的な課題ではあるものの、近年の傾向としてはWEB採用の導入が影響していると考えられます。

2022年卒内定者意識調査・2023年卒大学生就職意識調査」によると、2022年卒では、WEB化が進んだ影響で、学生が企業の雰囲気を体感する機会が減少し、内定辞退が増加しました。一方で2023年卒では、対面とWEBの併用が進んだものの、企業の採用意欲の高まりにより、学生の内定保有数が増加し、内定辞退も増加傾向にあります。

内定辞退をする理由は様々ですが、雇用条件などの待遇、会社への不信感、入社後のイメージ欠如が主な理由として考えられます。

内定辞退を防ぐための対策

内定辞退を防ぎ、内定者が安心して入社するためには、以下の対策が有効とされています。

  • 人事担当者との面談: 個別の不安や疑問を解消し、入社後の具体的なイメージを持たせる。
  • 内定者同士のコミュニケーション機会の提供: 内定式や懇親会などを通して、同期との関係性を構築する。
  • 家族へのフォロー: 保護者への情報提供や相談機会の提供。
  • 企業情報の積極的な開示: 給与や福利厚生、職場環境など、学生が知りたい情報を積極的に開示する

「2023年卒大学生就職意識調査」「2023年卒大学生活動実態調査」より引用

これらの対策を実施することで、内定者の不安を解消し、企業と学生双方にとって良い採用活動を実現することができます。

さらに、内定者エンゲージメントを向上させるためには、従来の施策に加え、より積極的で双方向的なコミュニケーションを促進する「イベント型フォロー」の導入が有効です。

イベント型内定者フォローとは?

イベント型内定者フォローとは、内定者同士の交流、企業理解、入社準備を目的とした様々なイベントを通して、内定者のエンゲージメントを高める施策です。

具体的なイベント内容例

  • オンライン交流会:オンラインゲームやグループワークを通して、内定者同士が気軽に交流できる機会を提供します。
  • オフライン交流会:対面でクイズやグループワークを行い、内定者同士が対面で親睦を深める機会を作ります。
  • オフィス訪問・職場体験:実際のオフィスや職場の雰囲気を体験することで、入社後のイメージを具体的にすることができます。
  • 先輩社員との座談会:先輩社員から仕事内容や社風について生の声を聞くことで、企業への理解を深め、不安を解消することができます。
  • 研修・ワークショップ:ビジネスマナー研修やスキルアップのためのワークショップを通して、入社前に必要な知識やスキルを習得することができます。

イベント型フォローのメリット

イベント型フォローを実施することで、より内定者同士や既存社員とのコミュニケーションによる体験を提供することが可能となります。

  • 双方向のコミュニケーションによるエンゲージメント向上:イベントを通して、内定者と企業、そして内定者同士が双方向にコミュニケーションをとることで、エンゲージメントを高めることができます。
  • 内定者同士のコミュニティ形成による一体感醸成: 交流を通して内定者同士の絆を育むことで、入社前に一体感を醸成し、入社後のスムーズな関係構築に繋げることができます。
  • 不安解消と入社意欲向上:企業や仕事内容への理解を深め、不安や疑問を解消することで、入社意欲を高めることができます。
  • 企業文化や価値観への理解促進:イベントを通して企業文化や価値観を共有することで、ミスマッチを防ぎ、定着率向上に繋げることができます。

ブイキューブでは上記のようなイベント型内定者フォローの企画・運営サポートをご提供しています。入社前の辞退などに課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

イベント型フォローを成功させるポイント

イベント型フォローを成功させるためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • 内定者のニーズに合わせた企画:事前のアンケートなどで内定者のニーズを把握し、興味関心の高いテーマや内容でイベントを企画しましょう。
  • オンラインツールを活用した参加しやすい環境づくり:オンラインツールを活用することで、場所や時間に制約されずに参加できるイベントを開催することができます。
  • 双方向のコミュニケーションを促進する工夫:グループワークや質疑応答など、双方向のコミュニケーションを促進するプログラムを取り入れましょう。
  • アンケートなどを活用した効果測定と改善:イベント後にはアンケートなどを実施し、効果測定と改善を繰り返すことで、より効果的なイベント運営に繋げましょう。

また、開催するタイミングも重要です。特に夏季休暇や年末年始の時期は、内定者も帰省などの機会に友人や家族とコミュニケーションを取り、就職先を再考するケースもあります。その前に入社意欲を強く固めることでさらに効果を発揮できるでしょう。特に夏休み前・年内の施策実施が重要になります。

イベント型フォローをプロに頼むのもおすすめ

内定者向けのイベント開催が自社だけでは難しいのであれば、ブイキューブのようなイベントのプロに依頼するのもひとつの方法です。ブイキューブではVCPのような双方向でコミュニケーションを取れるツールを提供しており、活用すれば大人数でのオンラインイベントもスムーズに開催できます。

イベント型フォローで内定者エンゲージメント向上!

イベント型内定者フォローは、内定者の離脱防止、入社後の活躍促進、そして企業ブランディング向上に繋がる効果的な施策です。

人事担当者の皆様は、ぜひイベント型フォローを導入し、内定者エンゲージメントを高めることで、優秀な人材の確保と育成を実現しましょう。

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山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

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