その表彰式、コストになっていませんか?社員のエンゲージメントを最大化する「戦略的イベント」の作り方

企業のイベント担当者様にとって、表彰式は1年で最もプレッシャーのかかるプロジェクトの一つでしょう。会場の手配、受賞者の選定、台本の作成、当日の進行管理……。その業務量は膨大です。

しかし、苦労して開催したその表彰式、本当に「組織の力」になっていますか?

もし、経営層から「費用対効果」を問われて即答できない場合、あるいは参加した社員から「長くて退屈だった」という声が漏れ聞こえる場合、その表彰式は会社にとって単なる「コスト(経費)」になってしまっている可能性があります。

今回は、形骸化した表彰式を脱却し、社員のエンゲージメントを劇的に高めるための「戦略的イベント」への転換方法について解説します。

これからお伝えする3つの視点は、実際に多くの企業が取り入れ、組織の雰囲気を変えることに成功したアプローチです。 具体的なイメージを持ちながら読み進めていただけるよう、成功企業の演出事例や具体的なプランをまとめた資料もご用意しています。もしよろしければ、こちらをお手元に置いてご覧ください。

9割の社員を「観客」にしてはいけない

表彰式が「コスト」になってしまう最大の要因。それは、受賞していない9割の社員が「観客(傍観者)」になっていることにあります。

「第○期の実績優秀者は、○○さんです。おめでとうございます」 淡々と名前が呼ばれ、ステージ上で賞状が渡される。それを客席や画面越しに眺めるだけの時間。

人間は「自分が参加していない物事」に対して、強い関心を持つことはできません。一方的に見せられるだけの時間は、彼らにとって「自分とは関係のない他人事」であり、極論すれば生産性がゼロの時間です。これを全社員分積み上げれば、莫大な損失となります。

投資対効果を最大化するカギは、彼・彼女らを「当事者」に引き込むことです。

たとえば、配信画面上にリアルタイムで「おめでとう!」「〇〇さん最高!」といった社員のコメントが流れるだけでも、空気は変わります。あるいは、とある賞の決定権を全社員のリアルタイム投票に委ねてみるのも手でしょう。 「自分もこのイベントに参加している」という実感こそが、会場の熱量を生み出すのです。

「結果」だけを褒めても、組織は強くならない

次に重要なのが、何を称えるかという視点です。 多くの表彰式では「売上〇〇億円達成」といった「結果」が称賛されます。もちろん素晴らしいことですが、それを見ている他の社員の心には、何が残るでしょうか?

「あの人は特別だから」「元々の担当エリアが良かったから」 そんな感想を持たれた瞬間、その成果は個人のものに留まり、組織への還元は止まります。

会社として投資すべきは、その成功を「組織全体のナレッジ(再現可能なノウハウ)」にすることです。

数字そのものではなく、その裏にある「プロセス(物語)」にスポットライトを当ててください。 どの顧客の、どんな課題に対し、どうアプローチし、どのような壁にぶつかったのか。そして、それをどう乗り越えたのか。

成功の裏にあった葛藤や泥臭い工夫を、インタビュー映像や再現VTRでドラマチックに見せる。 そうすることで、見る側は「自分と同じ悩みを持っていたんだ」と共感し、「自分も明日から真似してみよう」という意欲を持ちます。 表彰式を「優秀な人を崇める場」から、「生きた教科書を共有する場」へと変えるのです。

画作りへの投資は、社員へのリスペクトである

最後に、「演出」のクオリティについてです。 「社内イベントなのだから、手作り感があってもいい。中身が大事だ」という考え方は、特にオンラインやハイブリッド開催においては危険です。

リモート環境下において、画面越しの映像クオリティは、そのまま「会社としての品格」として受け取られます。

薄暗い会議室から、Webカメラの画角だけで淡々と配信される表彰式を見た社員は、どう感じるでしょうか。「会社は社員に対して、この程度の手間しか掛けないのか」という無言のメッセージとして受け取られかねません。

逆に、TV番組のようなスタジオセット、受賞者をヒーローのように輝かせる照明、心を揺さぶるオープニング映像。 こうした「非日常感」のある演出は、単なる派手さではなく、「会社はこの場を、そして社員をこれほど重要視している」という強力なメッセージになります。

クオリティの高い空間演出は、そのまま社員へのリスペクトとして伝わり、「この会社で働いていることが誇らしい」というエンゲージメントに直結するのです。

とはいえ、言葉だけで「非日常感」や「没入感」をイメージするのは難しいかもしれません。 実際に社員の心が動いた演出とはどのようなものか、会場セットや映像の事例をまとめた資料をご用意しました。自社で取り入れられそうなアイデアがないか、ぜひ探してみてください。

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「事務局」から「プロデューサー」へ

参加型の仕掛け、プロセスの可視化、そしてリスペクトを感じさせる演出。 これらを実現しようとしたとき、最大の壁になるのが「ノウハウ」と「リソース」です。

通常業務と兼務しながら、これら全ての企画・制作・運営を社内だけで完結させるのは、現実的ではありません。無理に内製化して担当者が疲弊してしまっては、元も子もありません。

担当者様がすべきは、すべてを自分で抱え込むことではなく、「どんなメッセージを伝えたいか」という企画のコア(魂)に集中すること。そして、それを具現化する技術的な部分は、プロの力を借りるのが最短ルートです。

成功企業の「演出」と「具体的プラン」を手に入れる

「理屈はわかったが、具体的に他社はどんな演出をしているのか?」 「プロに頼むと、どのような段取りで、どのくらいの規模感になるのか?」

そんな疑問を解消し、次回の表彰式企画の具体案としていただけるよう、『社員総会・キックオフ・表彰式がよくわかる3資料』をご用意しました。

本資料は、以下の3つをセットにしています。

  1. 「インナーイベントパッケージ概要資料」
  2. 「キックオフ・社員総会・表彰式パッケージ」
  3. 「社員総会・キックオフ・表彰式・アワード成功事例集」

「いつもの表彰式」を脱却し、社員の目が輝くような「戦略的イベント」へと進化させるための設計図として、ぜひ本資料をお役立てください。

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山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

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