在宅勤務だけが「テレワーク」ではない。モデルオフィスで提唱される「テレワーク」の未来

東京テレワーク推進センター 湯田健一郎

株式会社ブイキューブ 間下 直晃

在宅勤務だけが「テレワーク」ではない。モデルオフィスで提唱される「テレワーク」の未来

「東京テレワーク推進センター」(東京都文京区)では、2020年7月にテレワークの体験促進と普及を目的とした「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」を多摩地域に3カ所開設しました。この事業の責任者でもあり、自身もテレワークの活用によって8つの名刺を持つ湯田健一郎氏と、緊急事態宣言で急速に広がったテレワークがどのような方向に進んでいくのかを、ブイキューブの間下との対談企画でお届けします。

東京テレワーク推進センター 事業責任者 湯田健一郎

東京テレワーク推進センター 事業責任者 湯田健一郎

パソナ、パソナグループ、パソナテック、プロフェリエなど民間企業の他、クラウドソーシング協会といった非営利団体、経済産業省、厚生労働省、総務省などでテレワークマネジャーやアドバイザー、委員なども務めるパラレルワーカー。

多摩エリアに開設された3つの「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」とは?

―― 本日は「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」の府中オフィスにお伺いしてこの対談を行なっています。東京テレワーク推進センターが多摩エリアに、3つのサテライトオフィスを設置されている背景をご説明いただけますでしょうか?

 

株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 間下 直晃

株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 間下 直晃

1977年生まれ、慶應義塾大学大学院修了。慶應義塾大学在学中の1998年に、Webソリューション事業を行なう有限会社ブイキューブインターネット(現:株式会社ブイキューブ)を設立。その後、ビジュアルコミュニケーション事業へ転換し、2008年よりWeb会議市場における国内シェアナンバーワンを獲得、その後も13年連続で首位を獲得している。
Evenな社会の実現をミッションに掲げ、大都市一極集中、少子高齢化社会、長時間労働、教育/医療格差など、ビジュアルコミュニケーションを通じて解決し、社会を担うすべての人が機会を平等に得られる社会の実現を目指す。

2013年12月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。2015年7月に東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2015年に株式会社センシンロボティクス(旧:株式会社ブイキューブロボティクス)を設立し、ドローンなどのロボティクスを活用したソリューション展開も取り組む。経済同友会副代表幹事、日本の明日を考える研究会委員長。https://jp.vcube.com/

 

「テレワーク」=「在宅勤務」という思い込み

―― 緊急事態宣言を受けて、テレワークが急激になし崩し的にも広がった形ですが、テレワークというと在宅勤務のことだと思ってらっしゃる方がまだまだ多いように思えます。

 

テレキューブイメージ

オフィスでの“音声問題”は段階的な選択肢で解決すべき

―― このモデルオフィスに「テレキューブ」を設置された背景は何でしょうか?

 

TOKYOテレワーク・モデルオフィスの会議室

「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」の会議室の壁面には
防音パネル(ベージュとグレー)が設置されている

 

―― 上まできっちり壁を作って間仕切りをしていても、結構声が漏れますよね。

 

高い音の機密性ながら「0密」の環境

―― 「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」では、1人用の「ソロ」と2人用の「グループ1型」の2つのタイプの「テレキューブ」が設置されていますね。

 

「テレキューブ」(グループ1型)の内部

「テレキューブ」(グループ1型)の内部

オフィス空間の多様性だけでなく“家”の作り方の変革も

―― 「TOKYOテレワーク・モデルオフィス」はオープンワークスペースの1つ1つのブースも広いですよね。パソコンとモニターがあっても十分な間口です。コロナの状況もあるので、1席飛ばして、という制限をされていますけれども、それ自体も働き方のご提案なのでしょうか?

 

―― 湯田さんご自身は多くの肩書を持っていて、時間や場所にとらわれず働くことを体現されていますが、「テレワークのスペシャリスト」からご覧になって、今後の働き方の変革はどのようなところに顕著に現れてくるとお考えですか?

 

TOKYOテレワーク・モデルオフィス府中のフロアマップ

ワークスペースの様子

ワークスペースの様子

リアルに勝るものはない 「会うべき人に会う」「行くべきところに行く」

―― 今回コロナの影響で、家もそうだと思いますが、意識がすごく変わったと思います。実感として、コロナの中で働く人の意識が一番変わったと思うのは何でしょうか?

湯田氏と間下氏

――オンラインが一般的になると、その一方で、直接会うことの価値が高くなってくるのではないでしょうか?

 

―― 今後、まさに働き方、考え方がまだまだ変わっていく余地があると思いますが、世の中の次のステップはどのようなものであるとお考えでしょうか?

 

無料体験実施中!優れた防音の「テレキューブ」で、スペースを有効活用し少人数会議やWeb会議がはかどる

telecube

もしも今現在、自社で以下のような課題をお持ちであれば「テレキューブ」の導入を検討してみましょう。

  • 周囲に話を聞かれずに、Web会議や電話をするブースが欲しい
  • 評価面談や1on1ミーティングなど、個人間の対話に適した場所が少ない
  • 誰にも話しかけられずに、業務に集中できるスペースが欲しい

テレキューブは、オフィスなどの空きスペースを活用しあらゆる場所に設置ができる個室ブースです。遮音性の高い壁材を使用しているので防音性に優れ、セキュリティ、プライバシーが保たれた静かな環境で業務に集中できます。

また、設置も簡単なうえ、消防法に基づく特許を取得しており、安全性の面でも安心してご利用いただけます。買取だけでなく最短1ヶ月~契約可能なので、状況に合わせて導入方法を選べます。

設置や搬入に関するコンサルティングも行っていますので、体験時やお問い合わせ時にご相談ください。

詳細を確認する

ブイキューブ
著者情報ブイキューブ

ブイキューブは映像コミュニケーションの総合ソリューションプロバイダとして、世界中どこにいても働ける働き方・環境の実現を目指しています。創業時よりテレワークを活用し、2016年には総務省「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」に選出されました。