Zoomウェビナーのレポートの作成・活用方法を解説

イベントや会議をオンラインで開催することが、コロナ禍において定着してきています。そんな中、今後はもっと効果的なウェビナーを実施したいと考えている担当者もいるのではないでしょうか。

参加者の基本情報やウェビナー中に行われたQ&A・投票・アンケート結果などを活用すれば、今後のウェビナーがより良くなるのではないかと考えている方もいるでしょう。

そんなときに役立つのが、Zoomウェビナーのレポート機能です。簡単にレポートを取得・生成できるため、ウェビナーの効果分析を行って今後のウェビナーに活かせます。

本記事では、Zoomウェビナーのレポート機能の内容や作成方法、活用方法についてご紹介します。より良いウェビナーを作りたい、レポートを使って振り返りをしたい、参加者の情報を把握したいと考えている担当者は、ぜひ参考にしてください。

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Zoomウェビナーのレポート機能とは

Zoomウェビナーのレポート機能について、まずは基本的な情報をおさえていきましょう。ここでは、レポート機能、作成方法をご紹介します。

Zoomウェビナーのレポート機能とは

Zoomウェビナーのレポート機能とは、実施したZoomウェビナーの様々な情報を見れる機能です。具体的には、参加登録情報や参加者の入退室履歴、Q&A・投票などの統計情報を確認できます。

Zoomウェビナーのレポートを作成・取得できるのは、ウェビナーのホスト、管理者、アクセス権限を付与されたユーザーです。一般の参加者はレポートに取得・閲覧できません。

ウェビナーレポートの作成方法

Zoomウェビナーのレポートの作成方法は以下の通りです。

  1. Zoomにサインインし「レポート」を選択
  2. 「ウェビナー」をクリック
  3. 取得したいレポートの「種類」を選択
  4. ウェビナーの日付の範囲を指定し「フィルター」を選択
  5. 「CSVレポートを作成」を選択

レポートの生成が始まると、自動でダウンロードされます。出席者リストや投票結果のレポートは、過去12か月分を取得することができます。

ウェビナーレポートの種類

Zoomウェビナーのレポートには出力できるデータの種類がいくつかあります。それぞれご紹介します。

  • 登録:登録者のリストと詳細情報
  • 出席者:出席した人、入室時間、退室時間、セッションの合計時間など
  • パフォーマンス:登録、出席者、フィードバックに関するエンゲージメント統計情報
  • Q&A:質問、回答
  • 投票:投票結果
  • アンケート:アンケートの回答

レポートの詳細情報は、基本的にはウェビナー終了後に取得します。ウェビナー開始前にレポートを生成している場合は、ウェビナー中に収集されたデータを再取得する必要があります。

また、投票結果については、ウェビナー中に簡易の投票レポートを取得・作成できます。

ウェビナーレポートの活用方法

では、取得できたZoomウェビナーのレポートは、どのように活用すればよいのでしょうか。今回は、参加者の管理と、ウェビナーの効果分析について解説します。

参加者の管理

Zoomウェビナーのレポートでは、ウェビナー終了後に参加者の情報を取得できます。参加者情報を活用して、集客と参加率のバランスを確認してみましょう。

登録したが参加していない人もいれば、参加したものの途中で退出した人もいるでしょう。これらの参加有無や入退室時間の情報をもとに、ウェビナーの集客や内容について振り返ることができます。

また、参加者に対してフォローメールとして満足度調査を行う場合にも、レポートの情報を役立てることができるでしょう。

ウェビナーの効果を分析

事前にQ&Aやアンケート、投票機能を用意していた場合、レポートでウェビナーの効果を分析できます。

参加者の視聴時間(セッションの合計時間)やQ&Aの回答率などを見ることで、参加者の理解度や参加意欲などを分析できます。これらの結果をもとに、今後のウェビナーのテーマ設定や内容を工夫していきます。

たとえば、登録数が多かったにも関わらず参加者が少ない場合は、集客はできていたが当日までのステップメールが少なく、当日までに参加意欲が下がってしまったと考えられます。参加者は多かったが、離脱率が高かったり、Q&Aやアンケート、投票への参加率が低い場合は、内容面に課題がありそうです。

このようにレポートで取得できるデータをもとに、参加者の満足度を分析し、今後のウェビナーの質を高めていきましょう。

注意点

ウェビナーのレポートの活用には注意点もあります。レポート内には参加者の個人情報が含まれている可能性があるため、情報漏えいには十分に注意をしてください。

また、レポート取得に関わらず、参加者も含めて不快な思いをするような体験や発言を控えるような設計をしていきましょう。

まとめ|レポート活用でより良いウェビナーを実現

Zoomウェビナーのレポートには、ウェビナー実施中には気付くことができないようなデータがあります。参加者の状態や理解度、意欲などを測ることができます。

これらのデータをもとに、今後のウェビナーの内容を変更したり、ウェビナー開催までの準備物を改善したりできます。

より良いオンラインセミナー、イベントを実施できるよう、レポートを活用してみてください。

山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

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