社内イベントの魅力的な景品の選び方|参加者に喜ばれる秘訣を解説

コロナ禍が落ち着き社内イベントを再開しようという動きが増えています。イベモンの調査によると、コロナ禍前の2020年と2022年を比べると、懇親会に関する問い合わせは約7.9倍、社員総会は約6.6倍、表彰式は約2.2倍と増加しました。

2023年には新型コロナウイルス感染症は5類へと変更となり、より社内イベント再開の動きは活発になると予測できます。

社内イベントにはさまざまな種類がありますが、内容にゲームを取り入れるものもあります。

イベントに抽選会やビンゴなどの景品がもらえるゲームを取り入れることは、他の参加者との一体感や「どんな商品がもらえるのか」という期待感を高め、イベントを盛り上げるのに効果的です。しかし、幹事になった方は、限られた日数と予算の中で何を選べば参加者に喜ばれるのか、頭を悩ませているのではないでしょうか。

この記事では社内イベントで喜ばれる景品の選び方を紹介しています。値段や流行りだけでなく持ち運びやすさや実用性のある景品を選び、イベントを盛大に盛り上げましょう。イベントの幹事になって景品選びにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

目次[ 非表示 ][ 表示 ]

社内イベントの景品準備の流れ

社内イベントの景品準備は、イベントの目的に合った商品を選び当日スムーズに受け渡しするまでを考えて計画よく行いましょう。ここでは準備の流れを4つの項目に分けて解説します。

目的と予算の設定

景品を選ぶ前に行うことは、イベントの目的を設定することです。社内イベントを通じてどんな課題を解決させたいのか、イベント終了後にはどうなっておきたいのかを整理し、目的に合った景品を選びましょう。下記は目的設定の参考例です。

・社員のモチベーションを上げたい
・部署を超えて親睦を深めたい
・新規プロジェクトチームの結束を固めたい

目的が決まった後は、参加者全員に配るのか抽選にするのか、といった観点から予算を決めていきましょう。

抽選にする場合、景品の数を多くし過ぎると当選者を決定するのに時間がかかってしまいます。少なすぎても盛り上がりに欠けるため、参加者の1~2割程度に行き渡るようにするとよいでしょう。また、豪華目玉景品があると会場が盛り上がるため、2万円以上の商品を入れておくこともおすすめです。

景品の選定

設定した目的と予算が決まったら、条件に合わせて景品を選びます。

参加者の年齢や社歴、趣味、家族構成など、参加者の属性を参考にすると、景品は選びやすくなります。これまでの社内イベントで選んだ景品が分かれば参考にすることもおすすめです。また、上司や先輩に今までのイベントでもらって嬉しかった景品を聞いてみるとニーズをつかみやすいでしょう。

種類だけではなく景品のサイズや重さを考えることも大切なポイントです。対面イベントの場合会場から持ち帰らなければならないため、持ち運びしやすい商品を選びましょう。大きすぎたり重かったりすると、受け取りを辞退する人が出ることもあります。

オンライン開催のイベントで景品を贈る場合は、電子ギフトカード、デジタルコンテンツなどのデジタル景品がおすすめです。実際に品物を贈ることなく参加者に直接送信できるため、送料にかかる費用や発送の手間を省けます。

ただ、大型商品は見栄えがよく会場が盛り上がるというメリットもあります。こういったものを景品にする場合は、後日の受取や自宅へ配送の段取りなど、引き渡し方法まで考慮するようにしてください。

景品の手配

景品にする商品が決まったら、できるだけ早めに注文しましょう。納期をイベント当日ギリギリにしてしまうと、配送トラブルや欠品などのトラブルが起こった場合に代替品を探さなくてはなりません。

特に、目玉となる景品が用意できなくなったら、楽しみにしていた参加者をがっかりさせてしまいます。予期せぬトラブルに備え、景品は最低でもイベント開催の1週間前までに確保できると安心です。

インターネットで検索すると、景品を提供する業者は豊富に存在するため、過去の実績や評判、価格などを検討し信頼性の高い業者を選びましょう。商品の品質や納期の遅れなど、口コミや問い合わせたときの対応を参考に判断します。

景品を抽選にした場合は、抽選BOXやクジなど備品の準備も必要です。目玉となる景品に使う目録や大型商品の受け渡し方法も考えておきましょう。また、景品が届いた時の保管場所も確保しておきます。当日まで景品の内容をサプライズにしておく場合は、社員の目に留まらない場所を確保してください。

景品の配布

最後に、景品を配布する方法を決めましょう。景品をすべて前半に配布してしまうと盛り上がりに欠けるので、イベントの流れを考慮しバランスよく配布するようにしましょう。遅すぎると途中で帰ってしまう人に行き渡らず、もらえない人が出てくる可能性があります。

こういった事態を避けるためには、景品配布のタイミングを考慮することはもちろん、イベント開始直後にゲームとそれに伴い景品配布があることを告知しておきましょう。受付時に景品の引換券をあらかじめ配っておく方法もよいでしょう。

また、配布時に混雑が起こらないような配慮も必要です。多くの人に渡さなければならないときは、列を整備する係を配置するなど対策します。

失敗しない!景品の選び方

参加者に喜ばれイベントが盛り上がる景品を選ぶときの方法について解説します。

参加者の属性を考慮する

イベント参加者の年齢や性別、家族構成によって喜ばれる景品は異なります。家族持ちの社員には、家族で使える家電や食品、若い社員にはトレンド感のある景品を選ぶなど、社員の属性に合わせて景品を選んでみましょう。

「家族がいる人用」「男性用」「女性用」など、いくつかの属性に分けて景品を用意しておけば、当選者のニーズに合った魅力的な景品を渡せます。参加者の属性が幅広い場合は、受取側が選べるカタログギフトや、使い道を自由に考えられる商品券がおすすめです。

配布方法

景品を選ぶときには配布方法も重要なポイントです。「景品がもらえたのは嬉しいけど、持って帰れない」となっては、せっかくの景品も受け取ってもらえないかもしれません。当選者に負担がないように、持ち帰りやすい商品を選ぶか、大きめの商品は自宅に配送するなど配慮しましょう。

また、ニオイが強いものや生鮮食品も持ち帰りにくいため、イベント会場内では目録として渡し、後日自宅に届けると喜ばれます。

条件ごとのおすすめ景品

ここからは社内イベントにおすすめな景品を、「手荷物にならないもの」と「属性」別に紹介します。

手荷物にならないもの

受取側の負担にならない持ち帰りやすい景品を選ぶなら、次のようなものがおすすめです。

・ギフト券
・旅行チケット
・テーマパークチケット
・エステ体験チケット
・レストラン食事券
・ドリンクチケット

上記は小さなカバンにも入るサイズで、手荷物になりません。それでいてさまざまな価格帯のものがあるため、予算に合わせて選べる点も魅力的です。こういったチケット系だけではなく、小さな紙袋におさまるサイズであれば、高級お菓子やBluetoothイヤホンも人気です。

女性に喜ばれるもの

女性に人気の景品は、美容や健康グッズです。また、家事に便利なグッズなども喜ばれるでしょう。有名ブランドのコスメも嬉しい。時短につながる家事グッズやリラクゼーション施設の体験チケットも人気です。

【~2,000円】
・ボディークリーム
・アロマグッズ
・高級菓子

【2,000円~5,000円】
・マッサージ器
・グルメギフト
・エステ体験ギフト

【5,000円以上】
・美顔器
・ホテル宿泊券
・食事券

男性に喜ばれるもの

男性は実用的な商品を好む傾向にあるため、名刺入れやネクタイなどのビジネス用品がおすすめです。プライベートで使用できるものにするなら、ワインやビール券など、アルコール類も喜ばれるでしょう。

【~2,000円】
・ボールペン
・ハンカチ
・サーモボトル

【2,000円~5,000円】
・名刺入れ
・ベルト
・モバイルバッテリー

【5,000円以上】
・電気シェーバー
・アウトドア用品
・有名ブランドネクタイ

ファミリー層に喜ばれるもの

ファミリー層には家族全員で楽しめるテーマパークのチケットや食品などが喜ばれます。子供用の玩具やキッチン用品も人気です。予算に余裕があれば洗濯機やテレビなど家電や旅行券もおすすめです。

【~2,000円】
・お米券
・キッチン用品
・入浴剤

【2,000円~5,000円】
・食器
・アウトドア用品
・寝具

【5,000円以上】
・旅行チケット
・生活家電
・ゲーム機器

迷ったときは専門業者にお任せ

社内イベントは景品選びだけでなく、進行や企画、当日の撮影など、準備が大変です。会場を借りるような大規模のイベントになると、幹事の負担はさらに増えていくでしょう。

「社内のモチベーションを上げ、参加者の記憶に残るイベントを作りたい」と思っている方は、イベントのプロに任せる方法もおすすめです。

イベント会社に委託すれば、景品の手配だけでなく企画から準備、当日の運営まで、イベントのトータルサポートを受けられます。イベントに必要な司会者や音響、撮影機材まで依頼すれば、幹事や社内担当者にかかる工数は大幅に削減されるでしょう。

イベモン」は、45,000件以上の豊富なイベント実績で、幹事・参加者共に高い満足度を実現しているイベントのプロデュース会社です。イベントの目的設定の段階から幹事様と一緒に考え、目的を達成するための効果的な企画の立案、運営をサポートいたします。

「社員のモチベーションを上げたい」「マンネリ化した社内イベントを新しくしたい」とお考えの方は、イベモンにご相談ください。参加者の心を動かすコンテンツや演出効果の高い撮影・編集など、満足度の高いイベントをお約束いたします。

池下菜都美
著者情報池下菜都美

株式会社ブイキューブに新卒入社。 ビジュアルコミュニケーションに関する複数製品のインサイドセールスを経験。現在は、マーケティングコミュニケーショングループにてイベントDX領域における広告運用およびオウンドメディアの編集、ナーチャリングを担当。趣味は映画とダンス。

関連記事