YouTubeのライブ配信を行う条件とは？モバイルからの配信条件も合わせて解説

動画配信プラットフォームとして知られるYouTubeでは、ライブ配信も可能です。

リアルタイムで行うライブ配信には、視聴者との交流や生放送ならではの臨場感を提供できます。また、動画を編集せずに手軽に配信できるのも配信者にとってメリットでしょう。そのような特徴をもつYouTubeのライブ配信は、インフルエンサーや著名人だけではなく、企業のセミナーやイベントの配信手段としても利用されています。

本記事では、パソコンやモバイルを使った配信や収益化に必要な条件について解説します。YouTubeのライブ配信に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

YouTube ライブを始める条件

YouTubeのライブ配信は、YouTube ライブと呼ばれます。YouTube ライブを配信するためには、「アカウントを確認済みにする」及び「ライブ配信に関する制限を受けていない」という条件を満たさなければなりません。モバイル配信する場合は、さらに後述する条件も満たす必要があります。

この章では、YouTube ライブを始める条件を満たす方法について解説します。

アカウントを確認済みにする

YouTube ライブを利用するためには、YouTubeのアカウントを開設後、「アカウントを確認済み」にしなければなりません。アカウントはYouTubeの公式サイトから作成可能ですし、Googleのアカウントを持っていればGoogleのアカウントをそのまま利用できます。

「アカウントを確認済み」にするためには、アカウントに対し電話番号認証が必要です。電話番号認証の手順は以下のとおりです。

アカウントの確認手順

アカウントの確認は次の手順で行います。

1. YouTubeにログインする
2. 左側のメニューから「設定」を選択し、アカウントページにアクセス
3. 「チャンネル」の項目から「チャンネルのステータスと機能」をクリック
4. 「デフォルトの機能」が有効になっていることを確認する
5. 「スマートフォンによる確認が必要な機能」をクリック
6. 「電話番号を確認」をクリック
7. 電話番号を入力しコードを取得して電話番号認証を行う

電話番号認証は、SMSもしくは自動音声メッセージで受け取った番号を登録して行います。

ライブ配信に関する制限を受けていない

YouTube ライブを配信するためには、アカウントの確認にくわえ、過去90日の間にライブ配信に関する制限を受けていないことが条件となっています。

ライブ配信が制限されるのは、次のような場合です。

• チャンネルがコミュニティ ガイドラインの違反警告を受けた
• ライブ配信またはアーカイブしたライブ配信が全世界でブロックされている
• ライブ配信またはアーカイブしたライブ配信が著作権侵害による削除の通知を受けた
• ライブ配信が、著作権保護された別のライブ配信と一致している
• ライブ配信の作成数が 1 日の上限に達した

※引用：YouTubeヘルプ「ライブ配信に関する制限」

上記の条件を満たしていたとしても、13歳未満は大人の同伴が明らかではないと配信できません。また、子ども向けチャンネルがライブ配信を行う場合、一部の機能や配信に制限がかかることがあります。

ライブ配信を始める

YouTube ライブをパソコンから行う場合、次の手順で行います。

1. YouTubeのページで画面右上の「作成」（ビデオカメラのアイコン）をクリック
2. 「ライブ配信を開始」をクリック
3. 配信する方法（モバイル、Webカメラ、エンコーダ）を選択
4. タイトル等必要事項を入力し「ライブ配信を開始」をクリック

収益化の条件

YouTubeのライブ配信で収益を得るためには、次の条件を満たす必要があります。

• チャンネル登録者数1000人以上
• 18歳以上

収益化の条件はライブ配信でも、通常の動画配信でも同じです。ただし、上記の条件を満たすだけでは収益化できません。ライブ配信をしながら、広告を有効、スーパーチャットの解放、 メンバーシップの登録なども必要です。

モバイルで手軽に配信する条件

YouTube ライブは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからも配信可能です。モバイルの場合、パソコンに比べて設定がかんたんで、外出先でもライブ配信ができます。ただし、モバイルでライブ配信をする場合、パソコンでライブ配信する場合の条件に加え、次の条件を満たさなければなりません。

チャンネル登録者数が50人以上

モバイルでライブ配信をする場合、チャンネル登録者数が50人以上であることが条件です。以前は1000人が条件になっていましたが、2021年より条件が緩和されました。

ただし、チャンネル登録者数が1000人未満の場合は、視聴者数が制限される場合があります。なぜ1000人未満が制限されるかというと、有害な可能性のあるコンテンツの拡散を防ぐ目的があるからです。

YouTube最新アプリをインストールして配信開始

YouTube ライブをモバイルから利用する場合、最新のYouTubeアプリをインストールする必要があります。スマートフォンのOSのバージョンが古い場合はインストールができない場合があるので注意してください。

アプリをインストールしたら、アプリにカメラ、マイク、ストレージの使用を許可し、アカウントを確認しましょう。アプリ内で配信のための設定が済みましたら準備完了です。「ライブ配信を開始」をクリックし、配信を始めてください。

設定の段階でライブ配信用のURLが発行されるため、配信前にシェアしておけば視聴者数アップにつながります。

まとめ

YouTube ライブは、条件さえ満たせばかんたんな設定で手軽に始められます。ライブ配信なら動画編集の必要がないため、編集技術に自信がない人でも配信しやすいでしょう。

YouTube ライブは個人だけではなく、企業のセミナーやイベントなどにもおすすめです。リアルタイム性や臨場感が求められる内容は、ライブ配信に向いています。ぜひ活用してみましょう。