Zoomウェビナーの「手を挙げる」機能の使い方、リアクションとの違いは?

コロナ禍でイベントや会議が、オフラインではなくオンラインで開催される機会が増えました。よく使われているWeb会議ツールとして「Zoomウェビナー」が挙げられます。

Zoomウェビナーには便利な機能である「手を挙げる」機能があります。この機能を使ったことがない参加者も主催者もいるでしょう。

「手を挙げる」機能をうまく使うことができれば、大人数向けのイベントや会議であっても、質疑応答や多数決、進捗確認がスムーズにできるようになります。

本記事では、Zoomウェビナーの「手を挙げる」機能の基本知識、使い方、注意点などをご紹介していきます。「リアクション」機能との違いも解説します。

Zoomウェビナーを使用してイベントや会議を開催したいと考えている開催者や、イベントや会議への参加者は、ぜひ参考にしてください。

【無料お役立ち資料】Zoomウェビナー活用ガイド
「手を上げる」機能機能を含む、機能や特徴など具体的な活用法を紹介しているガイドブックです。初めての運営担当から、すでに活用している方まで必見です。

目次[ 非表示 ][ 表示 ]

Zoomウェビナーの「手を挙げる」機能とは

Zoomウェビナーの「手を挙げる」機能とは、どんな機能なのでしょうか。

手を挙げる機能とは

まず「手を挙げる」機能は、参加者がボタンを押すだけで「挙手」ができるというシンプルな機能です。参加人数が多いセミナーなどで使われます。

Zoomウェビナーでは、参加者のカメラやマイクはオフになっており、直接コミュニケーションをとることができません。「手を挙げる」ボタンがあると、適切なタイミングで参加者が意思表示できるようになります。

操作方法

操作方法は簡単です。画面下のツールバーにある「手を挙げる」を押すと、色が変わり「手を降ろす」という名称のボタンに切り替わります。この状態になると、主催者であるホストに手を挙げたことが通知されます。「手を降ろす」ボタンを押すと、手を下げることができます。状況に応じて対応します。

手を挙げる機能を使う場面

では実際に「手を挙げる」機能をどのように活用すればよいのでしょうか。「手を挙げる」機能を使うことで便利になる場面をご紹介します。

多数決として使用する

参加人数の多いセミナーやイベントで、多数決や投票に使用することができます。Zoomウェビナーはカメラがオフになっているため、実際に手を挙げても見えません。「手を挙げる」機能を使えば、ホスト側に挙手した人数が表示されるため、簡単に多数決の結果を把握できます。

質疑応答で使用する

Zoomウェビナーの質疑応答の場面で、「手を挙げる」機能を使うとスムーズに質問する人を指定することができます。カメラやマイクがオフになっているZoomウェビナーだからこそ、ホスト側は質問したい人を把握するのが難しいでしょう。「理解した人は挙手してください」「質問がある人は挙手してください」というように投げかけることで、質疑応答を進行しやすくなります。

個別ワークを行ったときの進捗状況の確認で使用する

イベントやセミナーなどで個別ワークを行うとき、一定まで進んだら挙手をして進捗状況を教えてもらうという方法があります。カメラやマイクがオフになっているため、ホスト側から参加者一人ひとりの状況を見て把握することはできません。チャットに書き込んでもらうこともできますが、一覧で可視化できないので難しいでしょう。「手を挙げる」機能であれば、ホスト側から挙手している人数や名前が一覧で見えるので把握しやすいです。

理解度の確認で使用する

大人数が参加するセミナーや会議にて、参加者の理解度を確認するにあたり「手を挙げる」機能を使うことができます。ホスト側からも参加者がどこまで理解をできているのかが見えづらいため、「ここまでで質問があれば手を挙げてください」「分からないことがあれば挙手ボタンを押してください」というように投げかけて活用できます。

手を挙げる機能とリアクション機能の違い

Zoomウェビナーには「手を挙げる」機能と「リアクション」機能があります。これらの機能の違い、どのように使い分ければいいのか、ご紹介します。

「手を挙げる」機能は、挙手のみできる

「手を挙げる」機能は、挙手のみでリアクションができる機能です。その他の種類のリアクションはできません。主に、開催者側が人数把握や理解度・進捗状況を確認するために使われます。

また、「手を降ろす」ボタンを押さない限り、挙手の状態が表示される点で、「リアクション」機能と異なります。

「リアクション」機能は、顔文字や拍手などのボタンがある

「リアクション」機能は、顔文字や拍手ボタンなど様々なリアクションがあり、その時の状況に応じてリアクション方法を変えることができます。主に、参加者が開催者側に向けて、拍手や顔文字などで状態や気持ちを示すときに使われます。

また、一定の時間が経過すると、リアクションの表示が消えます。そのため、状況にあった人数把握や進捗確認などには使いにくく、一時的なリアクションを送るために使われます。

hand-raising-in-webinar-1手を挙げる機能を使うことができる人

「手を挙げる」機能を使うことができる人は決まっています。

開催者

基本的に開催者は「手を挙げる」機能を使うことができません。ただし、「手を挙げる」機能を使って挙手している参加者の管理ができます。

挙手した参加者名の右横に「ハンドマーク」が表示されます。開催者であるホストは、挙手状態を一気に外すこともできます。

参加者

「手を挙げる」機能は、主に参加者が使います。先ほどご紹介したとおり、挙手することで意思表示ができます。「手を挙げる」ことで、質問があることをアピールしたり、進捗状況を知らせることができます。

手を挙げる機能を使用するメリット

「手を挙げる」機能を使うことのメリットをご紹介します。

まず、Zoomウェビナーの場合、参加者のカメラとマイクがオフになっている状態のため、コミュニケーションが取りづらいことがネックになります。そこで「手を挙げる」機能を使えば、ホストが参加者の状況を把握しやすくなります。

具体的には、大人数の参加者がいるセミナーやイベントの場合、挙手してもらうことで参加者の理解度や進捗状況が確認できるため、スムーズにウェビナーを開催できます。

また、「手を挙げる」機能を使って、アンケートや多数決をとることができるので、参加者とのコミュニケーションになります。

ホスト側には挙手している参加者の人数・名前が一覧表示されるため、特に人数が多いセミナーでの人数確認が容易にできるようになります。

手を挙げる機能の無効化

便利に活用できる「手を挙げる」機能ですが、セミナー進行中の予期せぬタイミングで押されることで、かえって進行が妨げられることもあるかもしれません。「手を挙げる」機能を無効化することはできるのでしょうか?

実は、挙手を無効化することはできません。参加者側に常に「手を挙げる」ボタンが表示されているため、いつでも自由に押すことができる状態になっています。

開催者側の設定で、ツールバーにリアクションを表示させないようにすることはできますが、「手を挙げる」機能を完全に無効化にすることはできません。

ただし、開催者側から挙手状態をまとめて降ろすこともできます。間違えて挙手してしまっている参加者の手を降ろせるので、気になる場合は操作できることは覚えておくとよいでしょう。

手を挙げる機能をうまく活用するには?

ここまで「手を挙げる」機能の便利な活用法を中心にご紹介してきました。

Zoomウェビナーで「手を挙げる」機能を活用するには、Zoomウェビナーが始まる前に、「手を挙げる」機能の使い方をアナウンスしておいた方がよいでしょう。視聴URLを共有する際に、使い方や活用場面を先に案内しておくことで、当日の混乱を防ぐことができます。

当日は、どのような場面で挙手機能を使うのか、あらかじめZoomウェビナーが開始されたあとに説明したり画面共有で表示したりすると、参加者側は使いやすいでしょう。

まとめ|Zoomウェビナーで「手を挙げる」機能を活用しよう

今回はZoomウェビナーで「手を挙げる」機能の使い方、注意点などをご紹介しました。

「手を挙げる」機能をうまく使うことができれば、大人数向けのイベントや会議であっても、質疑応答や多数決、進捗確認がスムーズにできるようになります。主催者が参加者とコミュニケーションを取りづらいZoomウェビナーだからこそ、工夫次第でより便利に使うことができます。

Zoomウェビナーの詳しい紹介

Zoomウェビナーについては【基本】Zoomウェビナーの使い方、成功のコツ・注意点を解説Zoomウェビナーに必要な費用は?料金プランから設定方法まで紹介の記事でも紹介しています。

山本脩太郎
著者情報山本脩太郎

ブイキューブのはたらく研究部 編集長?部長? 2018年株式会社ベーシックに新卒入社。 インサイドセールスを経て、マーケティングメディアferretの編集部でインタビュー記事を中心とした企画・執筆などを担当。 同時期に数社のコンテンツマーケティング支援・インタビュー取材を経験。 2020年3月に株式会社ブイキューブに入社。

関連記事